ARCGISに地理院地図を追加したい(Ver10以降?) 

地理院地図を追加する最新の方法は、

ArcGIS で、地理院地図をより簡単に参照できるようになりました! | ArcGISブログ

 上記、ESRIのブログに載っている方法のとおりであるが、ESRIブログの指示のURLを見に行くと、次の画面が出てくる。日本語じゃないし、「layers0」「layers1」「layers2」「layers3」・・・とあるが一体どれを選べばいいのか、まごつくのは私だけだろうか・・・以前のツールバーのほうが、素人でも触りやすかったような・・・

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やってみたので、メモ

layers0:以前のツールバー相当?の内容(English、写真、淡色地図、白地図、標準地図のレイヤーが格納されている)

layers1:空中写真・衛星画像のいろいろな種類(年代別や震災後、種類別などが格納されている)

layers2:いろいろな主題図(20万分の1土地利用図、アナグリフ(ってなんだろう?)、陰影起伏図、沿岸海域土地条件図、火山基本図、活断層図、基盤地図情報(年代別)、傾斜量図、全国植生指標データ(年代別)、宅地利用動向調査、地球地図(何だろう?)土地条件図)

layers3:基準点・測地観測_磁気図

layers4:地震、台風・豪雨等、火山(災害発生地の基図らしい)

layers5:他機関の情報(今は国勢調査の人口集中地区H22,H27のみ)

いろいろな情報が簡単に表示できることがわかった、やっぱり便利になっている。。。

 

 

ARCGISの属性データを書き出して利用したい場合

ARCGISの属性データを書き出して利用したい場合、テーブルのエクスポートからファイル形式を選んで保存して使う方法が気軽と思われるが、テキスト形式(CSV)でエクスポートすると文字化けして使えなかった。その場合、d-base形式(dbf)で保存したら文字化けせず、エクセルで開けてうまくいった。

 

もっと簡単な方法があった。SHPファイルと同時に作られるdbfファイルをエクセルでそのまま開けばいいんだった。あーなんて間抜け。

 

ARCGISでベクターデータをPDF出力等するとき、勝手にラスターデータに変換されてしまう

ARCGISベクターデータをPDF出力等するとき、勝手にラスターデータに変換されてしまう場合、透過を使っていないか、確認。

透過をなくすと、ベクターデータで出力されるようになる。

(データの大きさなども関係してるかもしれないが)

 

ARCGISで線の太さを正確に指定したい

例えば、紙に出力したとき幅1mmとなるように線を引きたい

1pt(ポイント)単位でしか指定できない。

1pt≒0.35278mmで計算して換算する。

1mm=2.83pt

 

以下に換算表があるので参考にできる。

https://www.ddc.co.jp/words/archives/20090701114500.html

 

あと設定する場所としては、

レイアウトビューのデータフレームプロパティの基準縮尺と実際の表示縮尺をそろえておく必要がある。

 

MapInfoのデータをもらったときの対処方法

ARCGISでは、残念ながらMapInfoのデータ(.tabなどのファイル形式)が開けない。

QGISGISフリーソフト)でSHP形式に変換すると使えるようになる。

 

それはいいんですがSISのデータ(bdsなどのファイル形式)のデータ変換の方法がわからない。有料のサービスか、SIS自体を使うしかないのか・・・

CAD図面をARCGISに取り込む賢い方法メモ

ARCGISで通常使ういろいろなデータは、通常メートル単位で作られている。

一方、CADで書かれた図面はミリメートル単位の場合がある。今までCADのほうで1,000分の1に縮小して・・・とかやっていたが、賢い方法を教えてもらったのでメモ。

(CADデータのほうも座標付けされたデータである事が必要)

 

図面データを取り込む前にArcカタログで図面データを右クリック→「プロパティ」→「一般」タブ→空間参照の「編集...」ボタンクリック→適切な座標系を選択→ここで選択した座標系をダブルクリック!(ここがわかりづらい!)→「投影座標系プロパティ」というダイアログボックスが開く。「距離単位」の選択ボックスでミリメートルを選択。

これで元のCADファイルを編集することなく、メートル単位のデータとミリメートル単位のデータをGIS上で重ね合わせることができる。

2500分の1地形図(DMデータ)をARCGISで表示させる方法メモ

一般的な2500分の1の地形図を、紙の地図と同じように表示させたいだけなのに、いろいろ知識、準備が必要だ。素人がいきなり利用しようとすると難しいものですね。わかる人はわかるんだろうけど。整理してみた。

 

やりたい事、前提となる条件

  • ArcGISで2500分の1地形図の紙と同じように表示させたい
  • 2500分の1の地図は、「公共測量標準図式」で書かれている
  • 2500分の1地形図データとして、DMデータを入手した(日本国内)

 

事前準備

  • 「国内対応パック」をインストール(「国内データ変換ツール」を使えるようにしておく)
  • (当たり前だが)変換したいdmデータ(ファイル形式が「.dm」のファイル)
  • データは何でもいいので、コンテンツウィンドウから「シンボル選択」ダイアログボックスを立ち上げ、「参照スタイル…」ボタンを押して、参照スタイルで「公共測量(DM)図式」にチェックを入れ、使えるようにしておく
  • 出来上がったデータを保存したい場所にあらかじめARCカタログから「新規作成」で「ファイルジオデータベース」を作っておく
  • 測地系を確認しておく(元のDMデータが作られた時期が、日本測地系使用時期だったら「GCS_Tokyo」、東日本大震災以前だったら「GCS_JGD_2000」、東日本大震災後だったら「GCS_JGD_2011」)
  • 平面直角座標系の系番号を確認しておく(地形図の場所による)
  • 「ArcToolbox」→「DMデータのチェック」を実行。変換したいDMファイルを指定(複数ファイル指定可能)。テキストファイルが生成されるので、DMデータのファイルごとの「座標区分」(2Dか3Dか)、「文字コード」(Shift-JISかJISか)を確認しておく

 

作業

  • 「ArcToolbox」→「DM→ジオデータベース(DM to Geodatabase)」を実行。
  • 変換したいDMファイルを指定(複数ファイル指定可能。ただし、以降の設定が同じファイルのみとする必要がある)
  • 測地系」「系番号」「文字コード」は自動入力されるが、違ってる場合もあるので、事前準備で確認したのと違ってたら訂正
  • 「出力ジオデータベース」であらかじめ作ったジオデータベースを指定(デフォルトのジオデータベースを指定して他のデータを混じったりするとわけがわからなくなるので分けたほうが良いと思います)
  • 出力データ名:デフォルトだと図郭番号名になる
  • 「結合して出力」にチェック(複数ファイルを一括して変換する場合、複数図郭の同種類のデータを一つのレイヤーに仕分けしてくれる)
  • 「レイヤーファイルを生成」にチェック(これをチェックしておかないと公共測量標準図式に対応したシンボルを選んでくれない)レイヤーファイル作成場所はデフォルトだとジオデータベースと同じフォルダになる。
  • 「図形区分99にシンボルを適用」にチェック(よくわかりませんが「その他」に分類されているものを地図上でどう表現するかだと思います。チェックしないとESRIデフォルトの色のついたシンボルが適用されるのであとで直す必要あり)
  • 「注記に縁取りを追加」にチェック(縁取りがあったほうが文字が見やすい)
  • 生成されたレイヤファイルのうち「○○_all.lyr」をArcMAPに取り込むと、2500地形図が表示される。
  • コンテンツウィンドウで公共測量図式のシンボルが適用されているかを確認。シンボルが正しく適用されないと、ESRIデフォルトの色のついたシンボルになっているので、属性データを見てコード番号を確認し適当なシンボルを選択するなどして表示を直す。(地図作成側の問題?ESRIの設定の問題?)
  • シンボルを自分で設定した場合は、標準設定だと縮尺表示を変えると画面上のシンボルの大きさが変わってしまうので、コンテンツウィンドウからマップレイヤーのプロパティを開く→「データフレームプロパティ」ダイアログボックスが開く→「一般」タブ→「基準縮尺」を1:2,500に設定

基本的には、チェックは全てつけて、正しい設定を選ぶと、紙の地図とほぼ同じ表示になるようだ。