ハードディスクが調子悪い時の回復方法などメモ

  • 2019年5月現在。ハードディスクが調子悪くなり、いろいろ調べて回復させたので、やり方を忘れないようにメモ。
  • パソコン本体のハードディスクとは別に、外付けハードディスク(Lacie P’9230 4TB)に過去データなど保存していた。自分にとっては超大容量なのでとりあえずいろんなデータを放り込んでいた。
  • その外付けハードディスクが突然電源が入らなくなった。そりゃもう突然に。。。
  • ハードディスクの保障期間が過ぎていた(約5年間使用。まぁ、保証期間内でも中のデータは保障されないが)から普通に修理にだしてもデータは救えないと考え、ハードディスクを開けてデータを取り出せないかテストすることにした。
  • 以下のページを参考にハードディスクを開けた(以下ページにも書いてあるが、開封して取り出した時点で保証が無効になるシールがはがれる)。マイナスドライバを隙間に突っ込んでカバーをずらして開ける。ゴム足のシールをはがすと現れるネジ4か所をはずす。ハードディスク本体をずらすとSATAコネクタ部がはずれ、ハードディスクを取り出せる。
  • https://kirishima.it/mt/2013/03/desktop_porche_hddreplace.html
  • カバー側の電源部の故障の可能性があると考え、別の外付けハードディスクに突っ込んだら中身を読み出せるかと考えた。
  • (あとから考えるとこれは失敗だったのだが)もっと前から使っていたHDC-U320 という外付けハードディスクがあり、動いていたので、中身をバックアップしたうえで、以下を参考にこちらも分解して4TBのハードディスクを差し込んでパソコンに繋いでみた。(以下のページには、白いカバーを開けるのが難しいと書いてあるが、少しずらしたプラスティックカバーの隙間にマイナスドライバーを突っ込んで、梃子のように押し上げると意外と簡単にパカッとはずれた)
  • https://datarescue.yamafd.com/howto_open_hdcu/
  • 電源は入り、ハードディスクも異音もせず動いたので、これは助かったと思ったが、Windowsでは認識せず。「フォーマットしますか」と出てきてしまう。(あとから色々調べた感じではケース側が古すぎて4TBを認識できず、パーティション情報とか勝手に書き換えられてしまったのかと・・・)(ここでいろいろ試したがすべて失敗のため、省略)
  • Lacieのケースのほうに別のHDDを入れてみたがやはり電源自体、入らない。電源が故障しているようだ。
  • この時点でテキトーにやっても回復できないと悟り、もっといろいろ調べた。以下の「PCと解」というサイトが非常に勉強になりました。(そのほかたくさんのサイトで勉強しました)
  • https://pctrouble.net/
  • わかったこと
  • ハードディスクは結構壊れる。いつも使ってるなら4~5年持てば良いほうだ。
  • まずは問題の切り分けが大事。どこが故障しているのか。
  • 特に外付けハードディスクは処理が複雑で、壊れる可能性のある箇所が多い。電源、SATA→USB変換、HDD本体・・・
  • そのため調子の悪いHDDからデータを取り出したい場合、PC本体とSATA接続で直接繋いだほうがよい。
  • (うちのメインPCはSSD+HDD併用していたので、HDD入れ替えしやすくて助かった!)
  • PCに直接SATA接続したら、ドライブ認識はするけどやはり「フォーマットしますか」と出る。(このことでBIOSレベルではHDDを認識できていることがわかる)
  • 左下のWindosマークを右クリック→ディスクの管理 で問題のドライブを確認。正常であればファイルシステムが「FAT32」や「NTFS」だが、「RAW」と表示されていた。RAWは「生の」という意味で、RAWというファイルシステムがあるのではなく、「未フォーマット」(Windowsで認識できていない)状態ってことみたいだ。
  • HDD自体が故障しているかどうかを見るためには「CrystalDiskInfo」というフリーソフトhttps://crystalmark.info/が使える。今回問題のHDDは、異常はなかった。つまり物理的障害は生じてないようだとわかった。
  • 元データが必要ないなら、Windowsでフォーマット(専用フォーマッタhttps://www.iodata.jp/lib/product/i/2107.htmを使うとより良いそうである。)すれば良いが、今回はデータを救出したい。
  • このような場合、「TestDisk」というフリーソフトが超使える。
  • https://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk_Downloadより使用しているOSに対応した版をダウンロード(うちはWindows 64-bitが使えた)。
  • ダウンロードされたZipファイルを適当なところに保存して解凍。testdisk_win.exeを実行。カーソルキーとキーボード入力だけで動かせる。基本的にはカーソルで必要項目を選んでEnterキーで確定させる。
  • 最初にクイックサーチで半自動でパーティション補修を試みる。「Create(logを残す)」→対象ディスク選択「Proceed」→パーティションテーブル種別を選択「Intel」または「EFI GPT(2TB以上やWin8以上対応ディスク)」→「Analyse」→「Quick Search」→データの整合が取れていれば緑色表示される。(復旧したいようにパーティションが表示されていれば)Enter→「Write」→y、Enterでパーティション情報が書き換わる。
  • Windowsを再起動する(Windowsパーティション部分を読み込むのが再起動したときだけのため。USB接続ならUSB切断、再接続でもOK)
  • 上記で回復する場合もあるけどうまくいかない場合は、ブートセクタの修復というのを試す。Analyseのところで「Advanced」→「Boot」→「Backup BS」や「Rebuild BS」を選ぶ(BSはブートセクタの略で、ブートセクタを手動で修復する。)いろいろ試してStatus:Badがなくなるよう修復する
  • それでもうまくいかない場合、Test diskで認識しているファイルを他のディスクにコピーすることもできる。「Analyse」→「Quick Search」→「P」list fileで認識されているファイルのリストが表示される。→「a」すべてのファイル選択→「c」コピー→カーソルを動かしコピー先ディレクトリを選択※表示が特殊なので注意→コピー開始。環境にもよると思うが、数百GBで数時間、TBのデータだと十数時間コピーに時間がかかるようだ。
  • 以上、忘れないようにとりあえずメモ