日本国内の住所データから、無料でジオコーディングを行う方法(メモ)

2022年9月時点の状況

忘備のためのメモ

・ジオコーディングできるサービスなども変化してきている。

・いっぺんに大量のデータを処理したい場合、多くは有料サービスとなる。

APIとか使えれば、手っ取り早そう(そのうち勉強したい…)。

・手動で無料なのは国土地理院の「街区レベル位置参照情報ダウンロードサービス」だろう。平成15年以降は毎年(だいたい7月1日)データを更新してるみたい。

位置参照情報 ダウンロードサービス

・ただ、使い勝手があまりよくない。引っかかったところをメモしておく。(すぐ忘れるので…)

 

・位置参照情報は「街区レベル」と「大字・町丁目レベル」があるが、「街区レベル」のほうがより細かいデータ(だと思う)で、データ量も多い

 

・「街区レベル位置参照情報」と「JNS住所認識システム」をダウンロードして、使えるようにすると、手持ちの大量の住所データをX座標、Y座標データ、または緯度経度データに変換してGISで使えるようになる。

JNS住所認識システムhttps://nlftp.mlit.go.jp/isj/service.html

 

 

・「JNSメンテナンスツール」「JNS住所変換プログラム」2つのプログラムが必要

・基本的に「JNS住所認識システム」操作説明書(pdf)https://nlftp.mlit.go.jp/isj/jns_dl/jns_man.pdf通りにやればよいが…

 

<JNSメンテナンスツール>

・起動すると最初にエラーメッセージみたいのが出てくるが、それが仕様

・注意点1:Windows10とかだと、各プログラムを普通にインストールするとc:¥Program Files (x86) にインストールされるのに、起動した最初の設定画面に表示されいるフォルダ名がc:¥Program Filesになっているので直す

・地域名は任意につければよい

・郵便番号データのところは何も設定しなくてもOK

・注意点2:私のPC環境だと?「街区レベル位置参照情報」のCSVファイルをそのまま読み込もうとすると次のエラーになる。どうしてそのような仕様になっている??「街区レベル位置参照情報」のCSVファイルのD列に空白があるとエラーが出るようだ。空白セルにnullなどを入れたら読み込んでくれた。

訂正。「小字・通称名」のデータがD列にあると、「JNS住所認識システム」で読み込んだ時エラーになった。D列を削除(あるいはM列以降に移動させる)すると、「JNS住所認識システム」でうまく処理された。

エラーメッセージ

<JNS住所認識システム>
・こちらも、起動すると最初にエラーメッセージみたいのが出てくるが、それが仕様

・入力ファイル指定→プレビュー→住所列を指定→出力ファイル指定→詳細設定→地域名(JNSメンテナンスツールで付けた名称)を指定→変換開始行を「2」にする→実行

ですんなり行ける(と思う)

・あるていど、マッチングしないデータが出てくるのはやむを得ない(と思う)。

 

GISでの作業>

・Arc GISだと、上記「JNS住所認識システム」で生成されたXYデータまたは緯度経度座標データ入りのCSVファイルを「データの追加」で追加→コンテンツのところで追加したCSVファイルを右クリック→「XYデータの表示」で読み込む列を指定すると、ポイントデータが生成される。

・注意点3:平面直角座標系のXYデータを読み込む場合、XとYをひっくり返す必要があるので注意!なお、緯度経度は、X:経度 Y:緯度 である。

 

とりあえず以上!