標記を使う際の情報を整理してみた
「基盤地図情報データの変換と活用のコツ!- 数値標高モデル(5m)の活用」
https://blog.esrij.com/2012/02/10/arcgis-desktop-dc13/
ARCGISの「国内対応パック」の「基盤地図情報 (GML) のインポート」を使う。
画像データとして読み込まれる。ラスタ形式の高さデータ(DEM)になっている(らしい)。インポートデータを表示させるとこんな感じ。
標高が高いところは白っぽく、低いところは黒っぽく表示される。白抜きのところは水域。
(画像解析ウィンドウを使って、陰影起伏図などが作れるらしい)。
ここでは、特定の区域を切り出して、その区域内での高低差や平均標高など細かく知りたかったので、数値データを取り出すという作業を行った(クリップ)。切り出す範囲は、別途ポリゴンデータを用意した。
通常のベクターデータのクリップは使えないので、
●ツールボックス→「データ管理ツール」→「ラスタ」→「ラスタプロセシング」→「クリップ」を使う。
そのあとで、数値を取り出す作業であるが、数値標高モデルのデータは、そのままではデータを取り出すなどいろいろな加工ができない。いろいろ検索したら、ARCGISのAdvanceまでだと、ラスターデータは整数でないと加工できない、という制限が設けられているようである。(数値標高モデルのデータは、32ビット浮動小数点)
以下を行う必要がある。
「ArcGIS Desktopで浮動小数点型のラスタを整数型のラスタに変換するには」
https://blog.esrij.com/2012/02/10/arcgis-desktop-dc13/
●ツールボックス→「データ管理ツール」→「ラスタ」→「ラスタデータセット」→「ラスタのコピー」
で『「ピクセル タイプ(オプション)」ドロップダウンメニューで 入力データの値の範囲に応じて、[32_BIT_FLOAT]、[64_BIT] 以外を選択する。』と書いてあるのだが、正の整数値(ピクセルタイプがUNSIGNED)じゃないと受け付けてもらえないようだ。
(なお、Spatial Analystがあると小数点以下の数値でも扱えるらしい )
これでやっといろいろ加工ができるようになる。いろいろな方法があると思うが、狭い範囲であれば、ポリゴンにしてしまうのがよさそう。
●ツールボックス→「変換ツール」→「ラスターから変換」→「ラスター→ポリゴン」を使った。
このとき「ポリゴン単純化(オプション)」のチェックは外したほうが良いと思われる。(元が5mメッシュデータのため)
shpファイルが作られ、属性テーブルにgridcogeというフィールドが作られ、標高の値が格納される。工夫すると等高線のような表示ができた。(四角いマスが5m)
なお、ラスターデータの数値がテーブル属性値として取り出せるツールもある。
●ツールボックス→「データ管理ツール」→「ラスタ」→「ラスタプロパティ」→「ラスタの属性テーブルの構築」というツールもある。