令和5年度技術士第二次試験問題〔総合技術監理部門〕Ⅰ-1-14

I -1-14我が国で用いられている社員格付け制度に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。


①職能資格制度は,高い等級者が多くなりやすいなどの理由により,職務等級制度や役割等級制度に比べ,総人件費が高くなりがちである。

②職務等級制度のメリットの1つは,人事異動・職務変化に適し,組織の柔軟性が保てることである。

③ジョブ型雇用における格付け制度では,職務等級制度や役割等級制度が用いられる。

④職能資格制度では,いったん身についた能力は減らないという考えを基本としており,降格はなじまない。

⑤職務等級制度は,キャリア目標と報酬が連動し,そのことがインセンティブとして働くため,キャリア意識が高まる。


回答 ② 職務等級制度は,人事異動・職務変化に適さず,組織の柔軟性が保ちづらい。


参考

「役割等級制度とは?【職能資格制度・職務等級制度との違い】」

https://www.kaonavi.jp/dictionary/role-grade-system/