令和4年度技術士第二次試験問題〔総合技術監理部門〕Ⅰ-1-2

1-1-2価値工学(VE)は,顧客の要求機能を分析し,組織的活動により製品・サービスの価値を高める技法である。VEに関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
①VEにおける価値は,「価値=機能×コスト」というモデルで表現される。
②VEにおける機能は一般に,動作を行う主体と動作の内容により「…が…する」という表現で定義する。
③VEにおける機能は,使用者がその製品・サービスを使用しようとする目的にかかわる機能と,外観の美しさなど感覚的満足感にかかわる機能とに分類することができる。
④VEにおける機能を目的と手段の観点から整理して表現する方法として,親和図が用いられる。
⑤VEの実施手順における基本ステップは,機能定義一代替案作成一機能評価の順であ
る。

正答 ②

 

①誤り。価値=機能/コスト が正しい。

②正しい

③誤り。「使用機能」「魅力機能」「不要機能」の3つに分類する。

 「使用機能」使用者がその製品・サービスを使用しようとする目的にかかわる機能

 「魅力機能」外観の美しさなど感覚的満足感にかかわる機能

 「不要機能」その製品・サービスには不必要な機能

④誤り。親和図法は別名KJ法。漠然とした課題を挙げていき、解決策を探る手法。

⑤誤り。機能定義一機能評価一代替案作成の順が正しい。

 

参考

https://www.smartmat.io/column/production_management/8100

https://certlabo.com/ve-va/

https://www.robot-befriend.com/blog/shinwazuhou/